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私の前職は……と語ると、どなたもが『なぜ、パン屋さん?』と、聞き返してこられます。
そのパン屋さん【ファインベーカリージャパン】も、リ・スタートから第7期を迎え第8期も半ばを過ぎました。[2018年度]

【お客様のために、スタッフのために、地域のために、そして自分自身のために】

平成22年の年末、12月。親しいパン職人が訪ねてきた。
もう半年も給与が支払われていないとのこと……職人自身だけでなく、他のスタッフにも。私は一応、その会社の社長を知ってはいた。そして、既に多方面に迷惑をかけたまま、連絡がつかないことも。
職人と2日にわたり話をし、以下のことを確認し、翌年平成23年1月5日(火曜日)株式会社ファインベーカリージャパンの書類一式を法務局に届けることとなった。
その時確認したことは、

  1. 安心・安全であること。(完全に踏襲する)。
  2. 材料・食材は、その時の最高のものを使うよう努める。
  3. 手作りに徹底的にこだわる。
  4. 就業時間、就業規則はみんなで考える、面白い会社にする。
  5. 書き忘れたが、【おいしい】は大前提。しかしながら、100人が100人全員ではなく、そのうち70~80人が【おいしい】と感ずるパンを目指す。
  6. 社長の給与を、極めて低く設定する。

現在は第7期が終了し、年末年始は2週間程度、GWは10日前後、夏季休暇は約30日を3期連続して実践している。
当然全スタッフ社保に加入し、正社員なので、毎月給与が支払われている。

【パンに関しては、売るのではなく、買ってもらう】

弊社は、販売会社であると思う。黄色い車で、1日20~40箇所くらいを廻っている。多いスタッフで、1日400個~450個くらいを販売し、持ち帰りは10個~20個。持ち帰りは廃棄。
しかしながら、パンを買っていただいているのであろうか?夢を買っていただいているのであろうか?安心を買っていただいてるのであろうか?将来性を買っていただいているのであろうか?
多分、全てなんだと思う。

【お客様の元へ伺う移動販売だからこそできること、は何だろうか?】

ワークライフバランスって?介護離職って? 
2012年の就業構造基本調査で、2011年10月から2012年09月の一年間に介護を理由に介護離職した方は、10万人を超えた。親の介護のために、地元に帰っても就業先がないので離職となってしまう。
そのような爆弾を抱えて地元を離れ都会で暮らしている40代50代サラリーマンの親は70代80代。その方々にとってのお孫さんは10代20代。
その世代の距離を縮めること、少しでも安心を感じてもらうこと、優しさと愛を見せることなども、この移動パン屋さんにはできるのではなかろうか?
実を言うと、重度身体障害の妹と、年老いた母とともに暮らしている私は、2007年に前職を退職し静岡へ戻り、福祉業界にもビジネスマンとして入ったこともあった。厚い熱い慣例の壁に阻まれたが、まだまだ、やれることは、足元に転がっていることも実感できた。
何の話かって??ファインベーカリーの話です。

【日本の、静岡の、人口構成人口数は、どうなるのか?】

日本の中で、人口が増えていくのは東京圏・大阪圏だけ。しかしながら、アジアの中で人口が減少していくのは日本だけ。
そのような状況下、以前から外務省と入管の制度だった外国人企業研修生制度が、2018年から、厚労省と法務省の強い管轄へ。そして、期間が3年から5年。5年経過後も試験を。という体制へ変更。5年経過後実施の試験とは、その先の永住権へも緩和が検討されてるはず。
ファインベーカリーでは、ベトナムからの研修生をすでに採用し、2名は3年の期間を全うし帰国。今回の期間延長で、帰国された2名もさらに2年間ファインベーカリーで働ける。
街のパン屋さんからのグローバルって、いい感じじゃない??

【なぜ、パン屋さん??】

って聞かれても、困るんですが、答えは、パン屋さんが相談に来られたから(その職人さんは、ファインベーカリーの製造統括部長)。
では、その方が、本屋さんだったら?喫茶店だったら??薬屋さんだったら???居酒屋さんだったら????そう、だったら、そうだったんだと思う。
再生させること、これが、前職の一つだったので。
Dogs-Garden-Pocket も その一つ。
まだまだ、やっていきたい。

【経営者として、何をしてる?】

パンを創って、お買い求めいただくことは、一つの表現。人を育てる。これが、ファインベーカリーの私の仕事。
現在の教育は前提がおかしい。なぜなら、人生みんな平等だよ、よーいドンみたいな前提になっている気がする。両親がいない家庭と、資産が100億円ある家庭。是非、功罪はともかくも、平等??
不条理、不平等。それを認識して、さあどうするか?これが人生なんでしょ?
制度で整えるんじゃなくて、人としてぶつかっていくのが教育なんでしょう?
保身、守り、保護、八つ当たり。攻める方も責められる方も、双方に原因があるんだろうけど。
常識って言葉が、制度って言葉に聞こえちゃう今日この頃。でも、10名20名の零細企業が、人、社会の本質を取り戻せたら、素敵ですよね。

【承継・引退を決めてから、起業・再生をスタート】

起業して、日本で、世界で知らない人がいないほどの企業となった会社はたくさんあります。
私にはそんな能力も、運も、胆力もありません。
なので、せめて企業で働く方々に迷惑をかけないように、渡し方をイメージしてからスタートしました。
ファインベーカリーはそんな風にスタートした会社です。

【 結 び 】

努力は人を裏切らない。
キレイごとをモットーに歩んできたので、今がある。
ごちゃごちゃ言う方は、無視したら失礼なので、笑い飛ばす。
議論、会話って、相手を打ち負かすのではなく、新しい共有認識、新しいアイデアを創るためにあるもの。
それ見たことか? だから言ったじゃない! やっぱり僕の思った通りだ。
虚しく響かない方々がちょっと多いかな?最近。
こんなこともあるよ。
法律は弱者を守ってくれているわけじゃない。特に民事は。法に詳しい悪い人が、一番困るんだよね。良識・常識から外れたところでも、罰せられないので。所謂、悪人がいい思いをするってこと。正義、大義、仁義、道徳、良識、
常識って、誰かが与えて判断してくれるものじゃないんだ。ってこと。
インド・中国・日本で、代表が1億人あたり一人出席して多数決を取ったらどうなる?15名 14名 Ⅰ名 合計29名での多数決。
 何のお話かって?
 ファインベーカリーの操業について、今後について、夢について、でした。
                                以 上